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Vistaでのコンソールセッション

Vista や Server 2008 でセッションの分離が進んだようなことは「そう言えばそんなキーワードは耳にしたことがあったような」程度にしか知らなかったんですが、ようやく今日は休めたので赤いのに ATOKや普段使ってるアプリを入れてみたんですが、最近はもうすっかり一般ユーザ権限での作業に馴れたもので、「別のユーザとして実行」だったりとか、面倒くさいけどログオンし直して作業してました。
ちなみに私はいつもログオフだったりとかリブートだったりとかはわざわざスタートメニュー使うのかったるいんで [Ctrl] + [Alt] + [Del] で [Windowsのセキュリティ] のメニューを利用する派なんですが、Vistaだとこのメニューが縦に並んでいてまず違和感があったとかそんなことはどうでも良くて、[ログオフ]とは別に [ユーザの切り替え]とかいうメニューがあったので、何とはなしにそれを使ってみました。そこでふとおかしなことに気がついたのは ATOKを入れてリブートをかけようとした時。「別のユーザがログオンしています」のダイアログが出て「んなわけねーだろ」くらいの勢いだったのですが「自分以外のユーザがログオンしてるというのは妙だな、変なウイルスにやられるというのもまずありえないし」とは思いつつ、何度か切り替えていて原因に行き当たったのは [ユーザの切り替え]画面で複数ユーザのアイコンが表示されて [○×(←ユーザ名)ログオンしています]の記述を目にした時。あれっ、なんで複数ユーザで同時にログオンしてんの?と思って quser コマンドと query session コマンドでセッションステータスを確認。また前回みたいにアカウント名のところ塗り潰すの面倒くさいし、わざわざテスト用のアカウント作って用意するのもバカバカしいから画像は貼り付けませんが、確かに複数セッション残ってる。片一方は切断状態になってるけど。へぇ〜、Vistaではコンソールセッションが複数張れるようになったんだ、と驚いた瞬間でした。「切り替え」と「ログオフ」は同義ではないんですね。まぁメニューも別に用意されてるし、日本語的にも当たり前と言えば当たり前なのですが。
その後そこらへんの情報をちょっと漁ってみると...
Richard's Weblog : Service Security in Windows Vista
Windows Vista でのサービスとドライバの Session 0 分離の影響
これまでは「コンソール=セッション0」でしたから、コンソールセッションは唯一無二でしたけど、分離されたことでユーザセッションは複数張ることができるようになったんですね。これなら、ログオンし直す手間もそんなに面倒くさくないし便利だなぁという印象です。ただ、普通の一般家庭ユーザは混乱したりしないですかね?Business だからとかいうわけではなく、Home Edition とかでももちろんセッション分離されてるんですよね?
それとよくわからないのは、何セッションまで張れるんだろうか?普通に考えてせいぜい、3セッションとか5セッションとか、それくらいかな。そういう技術情報がすぐに見つからなかったもので。